2018年3月(社内回覧書類より抜粋)

やっと厳しかった冬が明けました。

今年の冬は本当にたくさん雪が降りました。

雪国だからとは言いながら、

56豪雪以来の積雪に福井県から新潟県にかけて

交通麻痺による影響が多々あったことも事実でした。

 

現場での除雪対応や出勤時にも何かと苦労があったかと思います。

まだまだ、三寒四温が繰り返される季節です。

体調管理とともに業務の遂行に努力をお願いいたします。

 

さて、厳しい冬だったからこそクローズアップされたこともありました。

3月14日でちょうど開業してから3年という月日が経過する北陸新幹線です。

しっかりと地域交通基盤として定着したような気がするのと同時に、

雪にも強い新幹線というイメージが強く心に残るキッカケにもなりました。

 

北陸新幹線の除雪システムは糸魚川から東と西で違っていて、

糸魚川よりも東側はスプリンクラーを使って融雪を行っているし、

西側は積雪の量も東側に比べて比較的少ないことから除雪車による除雪と

融雪パネルとの併設によって対応をしているようです。

 

それぞれの合理的な対応により、

自分自身、豪雪の途中に何度か新幹線を使いましたが

遅れは全くといっていいほど無く、

車体に付着した雪を取り除くために何度か駅での停車時間を長くとってはいるが、

目的地へ到着する時には全く遅れがありませんでした。

豪雪などの災害時にも強いという結果が明らかになったのです。

 

今年の福井県内での高速道路や国道が通行止めになったりした現実を考えると、

観光やビジネスでの利用や効果と合わせて、

少しでも早く京都や大阪までの延伸を望むばかりです。

 

先日、新潟にて山形・新潟・石川・福井の方々と懇談を行う機会がありました。

その時にも新幹線の話題が出ていました。

山形の人たちは、山形新幹線がフル規格ではないため

(在来線使用のスーパー新幹線)のため、

雪による影響が多く、何時間も車両に閉じ込められた経験を聞きました。

また、早々に上越新幹線が開業している新潟、

そして上越や糸魚川の状況を考えると、

金沢や富山の賑わいが…という意見を多く聞きました。

 

翌日、ホテルにあった「新潟日報」のを読んだ時に

その実情がたまたま読んだ記事でさらに理解することができました。

記事には、大企業(YKKやコマツ)などの地元ゆかりの企業の回帰が進み、

東京などの他県からの移設や進出により工業団地が売れ、

新しく団地造成を予定している箇所もあり、

製造業の事業所数(4人以上)は前回に調査した2014年から

富山県は6.7%増の3,000件、

石川県は11.6%増の3,270件となり、

増加率は新潟県の4.3%増の5,800件を大きく上回っているとの事でした。

 

北陸銀行のシンクタンク、北陸経済研究所のコメントも記載されており、

「人や金が首都圏に流れるストロー現象は見られない。

企業の支店などの撤退も見られず、むしろ吸い取る割合が高い」

「東京からの所要時間でみると

富山は青森、和歌山、広島といった都市と同じ時間軸であったが、

今は名古屋くらいになった」

「新幹線によって北陸が一気に意識されるようになった」

という形で述べられていました。

 

「隣の芝生は青い」とも言いますが、決してそういうことだけではない様です。

富山をそして、地域に誇りをもって、地域が一体となって努力する事によって、

更に良い地域にしていけると思います。全員で、地域のためにも頑張っていきましょう。

 

2018年3月23日

上 田  信 和

2018/03/23

  社長メッセージ