2020年2月(社内回覧書類より抜粋)
2月も終わりになろうとしています。
数日前に積雪は若干ありましたが、
ここまで雪の降らない年は記憶にありません。
それもそのはず、富山市内で1月末まで
積雪がゼロという記録は過去60年の観測史上無かったそうです。
個人的には、北陸は四季がはっきりして、
綺麗な景色を見ることが出来る事が良いところだと思っています。
かろうじて、冬季国体が出来たのは救いであったとは思いますが、
雪にまつわる仕事をされている方々にとっては本当に痛手だったと思います。
痛手と言えば、新型のコロナウィルス(COVID-19)には困ったもので、
打つ手無しとはこの事かと思います。
中国が発生源と言われてはいますが、現在の国際社会では、
アッと言う間に全世界に広がり、経済における影響も大きくなってきています。
亡くなられた方々には心からご冥福をお祈りするとともに、
感染された方々の回復を祈り、少しでも早く根本的な治療方法が開発されることを祈りたいと思います。
さて、先月の25日に、会社のコミュニケーションスペースにて
「デジタル時代と子どもの向き合い方」という講演会を
(株)フクールの福崎氏にお願いをして開催をいたしました。
その際、多くの事を知る機会を得ました。
(その際に使用された資料は、当社のHPイベント記事にて閲覧可能)
特にショッキングだったのは、『2011年度にアメリカで小学生になった子どもたちが就職する際には
65%の子供たちが今は存在していない職業に就くことになるだろう。』という事でした。
要するに、2025年に大学を卒業して就職する子供たちが夢見る社会人は、
私達が就職先として紹介する業種の35%しか網羅できていないという事かと思います。
2025年とは後残り5年です。
今の高校生に就職のアドバイスもろくに出来ないかと思うと寂しい気持ちさえあります。
また、こんな話もありました。
1867年に発明された電話機ですが、5,000万人の人達に普及するまでは75年掛かったそうです。
1900年代前半に発明されたラジオは5,000万人の人達に普及するまでは38年掛かり、
1930年代発明されたテレビは12年、1980年代に発明されたインターネットは4年、
多くの人たちが使用しているLINEは399日、
そしてゲームのポケモン・ゴーでは、なんと4日間しか掛からなかったそうです。
時代の流れの早さとともに、グローバル化した世界は
世界中の情報の伝達速度や物流速度を加速度的に速くさせています。
自分も含めて社会システムも同様に、このスピードに乗り切れているのだろうか?
決してそうなっていないような気がして不安になることがあります。
アメリカの発明家であり、人工知能研究の権威である レイ・カーツワイルは
「機会が人間を超える時代、「シンギュラリティー」が2045年に起きる」とも発言しています。
(「シンギュラリティー」の定義や考え方、
前提条件等においても多くの問題点が指摘されているのも確かではあります)
人間はどこまで機械やコンピューターを利用し続けることができるのか?
SF映画のように、AIやロボットによって支配されてしまうのか?
興味深い未来がすぐそこまで迫ってきている様に感じます。
奇しくも、時代の速さ、情報の速さ、物流の速さと同様に、
ウィルスの伝播速度もそれと同様であるのは確かなようです。
ただ、言えることは、我々の携わっている建設業という分野は必ず無くならないし、
社会に必要とされる職業であることは確かだと思います。
誇りを持って頑張っていかなくてはと改めて感じました。