2020年9月(社内回覧書類より抜粋)

暑い夏もやっと終わりを告げ、秋の爽やかな日が続くようになってきました。

こんな時期は、夏の暑さによる疲労の蓄積が知らないうちに体に不調を来すことがあります。

私自身もこの時期にはよく疲労により体調を崩すことがあります。

自分自身で体調維持をしながら充実した日々を送って頂きたいと思っています。

 

先月後半から、当社では初めてのテレビCMをスタートさせて頂きました。

見た方からはいろいろなコメントが聞けました。

今回のテレビCMはイメージビデオ風を意識した作りとしました。

土木建設業という業種を前面に出さず、本社社屋の屋上から砺波の街並みを背景に、

柔らかいタッチで優しい女性の声ながら、しっかりと建設業の重要性についてメッセージする。

そんなテレビCMを意識して作成をお願いしました。

そして、最後には「砺波工業」というサウンドロゴを入れて、

見た人の耳に、頭に残るそんな感じに仕上がったと思っています。

 

さて、先日から社内の新入社員研修に少しお邪魔させて頂きました。

今年入社してくれた仲間がどんな感じで研修しているのかと楽しみに覗いてみました。

外部講師ということもあり、適度な緊張感のもと、全員が一生懸命に研修を受けてくれていて嬉しく感じました。

お疲れ様でした。

その中で「社会人基礎力」という言葉が出てきました。

言葉の通り、社会人になると求められる基礎力ということですが、

この言葉「経済産業省」にて定義された言葉のようで、これ自体が珍しいことと感じました。

要は、学生から社会人になる時に「身につけておいて欲しい能力」のことであるそうです。

その能力は大別すると3つ挙げてあり

「前に踏み出す力」 「考え抜く力」 「チームで働く力」

のことだそうです。

この「3つの力」を醸成するのが学生時代に学んできた

「専門的知識」であり「基礎的知識」ということになります。

自分もそうでしたが、社会人になっていろんな壁にぶち当たることが多々あります。

分からない事は先輩に聞いて解決できる部分はあるとしても、

結局は自分で判断や行動を起こさなければ解決できないこともあるし、

仲間と協力しなければ出来ない事もあります。

そんな時に必要となる力、客観的ではありますが、わかりやすい「言葉」だと感じました。

 

「前に踏み出す力」とは、問題解決にあたっては、自分から問題を解決しようとする姿勢、

前向きな問題解決力が必要になってきます。

それが「前に踏み出す力」であり、これが無い、或いは弱いと、

問題を解決する前に腰が引け、壁にぶち当たる前に挫折してしまう。

結局は何も残らないことになる。

前に一歩積極的に進み出す姿勢…そんな力なのかも知れません。

 

「考え抜く力」とは、問題を解決する時や、新しいミッションが与えられた時に、

どう対応していくか、どこまで計画し、想像力を働かせて考えられるかという力だと思います。

「失敗は成功の基」という言葉がありますが、これは、最後までどれだけ考え抜いたかで、

結果は別として、本人にとって血や肉となる質が違ってくると思います。

身につくのが筋肉なのか、ブヨブヨの脂肪なのか…適当にやって失敗した時、

そこには何の記録も記憶も残らないと思います。

 

「チームで働く力」とは、企業や社会で結果を出すためには個人では限界があります。

如何にチームとして大きな成果を出していけるかは、

そのチームの中で個々人がどう役割を果たしていくかが重要です。

それには、個々人の発信力・傾聴力・柔軟性・状況把握力・

規律性・ストレスコントロール力などの力が重要となってきます。

より大きな成果を出していくか、個々の力、そしてそのバランスが必要となってくるような気がします。

 

研修の中の冒頭の講義でしたが、非常に中身があり、深くて重要な部分だなと感じました。

これらの力をもう一度自分自身も考えて、行動したいと感じました。

 

2020年9月25日

上 田  信 和

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