2009年4月(社内回覧書類より抜粋)

新緑の季節であり、砺波地方においても今年もチューリップフェアの季節になりました。暖かい時期があったので開花が早くなりすぎないかと心配もしていますが、この景気を吹き飛ばすように多くの方に砺波の元気を発信できたら嬉しいと感じています。
先日より、新聞紙上に地元企業の社員解雇の文字が飛び込んできました。多くの方が驚きとともに、身近に聞く企業名と、景気動向の厳しさに驚きを覚えたことと思っています。安全・安心な生活をおくるために企業が出来ることは、安定した雇用と、安定した給与を確保することだと考えています。
このような情勢の中精一杯の努力を持って社員の皆さんの安全・安心な生活を確保するため頑張っていくつもりです。
そのためにも、皆さんも是非、精一杯の努力とともに自分の能力アップに向け(コストダウンは社員の能力を上げること)頑張っていただきたいと思っています。先日より、大久保幸夫(リクルートワークス研究所所長)著の「仕事のための12の基礎力」を読みました。仕事で成果を上げ、かつ仕事を楽しむには、下記に掲げる12の基礎力を年齢に応じた、適切なタイミングで身に付ける必要があるとのことです。下記項目それぞれを熟読いただき、これらの基礎力を十分に身に付けた人になって頂きたいと思います。

① 反応力(10~20代)
人と人とのコミュニケーションは会話だけで成立しているわけではない。言葉以上に、表情や仕草などを使いこなして、コミュニケーションを取る力。
② 愛嬌力(10~20代)
笑顔などで人を引きつける力、人間関係をうまく処理しやすくなる。
③ 楽天力(10~50代)
仕事にストレスは付き物である。そのストレスに対する自分なりの処理方法を持ち、戦略的に解消していく力。
④ 目標発見力(10~40代)
自らの仕事の目標を、自ら提起する力。目標を発見するには、まずは問題を見つけその解決策を目標とする事が一般的である。
⑤ 継続学習力(20~30代)
新しい知識や情報を常に収集し、それらを基にやるべきことを自ら考え、実行していく力。
⑥ 文脈理解力(20~40代)
人と人が理解し共感し合うためには、言葉の背後にある相手の社会的な背景、固有の文脈を理解する力が必要である。
⑦ 専門構築力(30~40代)
自分独自の強みを計画的に作り上げる力。
⑧ 人脈開拓力(30~50代)
ビジネスの仲間や情報源となる人を開拓し、その関係を維持していく力。
⑨ 委任力(30~40代)
人に仕事を頼み、任せる力。ただし、任せる前には人間関係を十分に確保しておく必要がある。
⑩ 相談力(40~60代)
相手との信頼関係を築いた上で、専門的なアドバイスを行い、相手が決定できるようにする力。
⑪ 教授力(40~60代)
これまで蓄積した技術や知識を活かして部下を育て、専門知識や技術を伝授していく力。
⑫ 仲介調整力(40~60代)
物事を取りまとめ、人と人を結び付け、成果につながるように導く力。

2009年4月25日
上田 信和

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