2011年11月(社内回覧書類より抜粋)

 11月も後半になるとさすがに肌寒い日が続きます。今月は後半より何かと出張が重なりましたが、さすがに夜の宴席に出席する際にはスーツだけでは寒いと感じるようになりました。例年に比べるとそれでも暖かい方ではないかと思っておりますが、これから更に寒くなる季節、被災地ではまだ仮設住宅などで避難生活を強いられている方々がたくさんいます。その状況を考えるとやりきれない気持ちになります。少しでも早い対応を願うばかりです。
 さて、先日よりマスコミを賑わしている問題にTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)があります。詳細について触れるつもりはありませんが、地方にとってはかなりの影響が出てくるように思われます。また、その影響は短時間の間に直接、我々の生活に影響をもたらすでしょう。
 そのような時代になったことは認識すべきですし、特に地方の景気が敏感に左右されることは間違いないなく、その地方の景気は、我々の建設業にも大きな影響をもたらすことになると思います。
 長く続く不況・そしてデフレにより、景気の微妙な変動の影響・被害を吸収する余力や余裕が無くなり、出来ごとのひとつひとつがダイレクトに伝わってくるようになってきたと思います。企業も同様です。もっと余力のある時代、そして各現場にも余裕のある時代であれば・・・とも思いますが、ひとつひとつの現場の出来不出来が企業全体に影響をもたらす状況でもあります。気を引き締め、各人が全力で業務に携わっていただきたいと思います。
 自分自身のリフレッシュも兼ねて「後悔しない生き方 人生をより豊かで有意義にする30の方法」という本を読みました。その中の”新しい日を歓迎する”の記述がありました、文章は以下の通りです。
新しい日を歓迎する

世の中には二種類の人がいる。朝起きたとき、爽やかな気分で新しい日を歓迎する人と、憂うつな気分で新しい日を忌避する人だ。前者は、元気はつらつとし、その日の予定をこなす準備ができていてエネルギッシュに1日をスタートすることができる。それとは反対に、目覚ましのアラームが鳴るとうんざりするタイプ。こういう人はベッドから起きるのがつらくて、やっと起きると不機嫌な顔・・・こんなことでは生活全体のペースがうまくつかめない。
新しい日を歓迎するのは習慣の問題でもあるから、工夫次第で誰でもできる。例えば、目覚まし時計の不快な音ではなく、自分の好きな音楽を聴いて起きるとか、ベッド周りの整理整頓もそのひとつであるし。血液の循環をよくするために軽い運動をし血液の循環を良くしてみたりと。
毎朝、しかめ面をして目覚めるには人生はあまりにも短い。新しい日を歓迎することは、幸せになるための最も簡単な秘訣である。
生まれつきの性格を変えるのは難しい面はあるが、毎朝、1日のスタートの切り方を変えることは簡単にできる。新しい日を歓迎して、それがどのように人生観を改善するかを体験してみましょう。
1日をポジティブにスタートして、毎日を有意義に過ごしていきましょう。
● あなたは新しい日をほほ笑みとしかめ面のどちらで迎えているか?
● 新しい日を迎える方法を改善する具体的な方法は何か?
自分自身の問いかけてみましょう。

 先月も書きましたが、企業の競争力の源泉は、商品そのものではなく、社員である。その事を考えると、社員の皆さんがよりポジティブに毎日をスタートすることは会社自身のエネルギーにもなってくる。私自身も自分に問いかけ、より良い1日を迎えられるようにしていきたいと思います。

2011年11月25日
上田  信和

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