2012年1月(社内回覧書類より抜粋)

 2012年という新しい年を迎えることができました。昨年は多くの災害に日本全国が混乱を来した年であったと思います。いろんな意味で、日本人としての誇りや、絆を感じることができた年でもありました。
その思いを大切にし、新しい一年を共に創造していきましょう。
正月より、若干の降雪はあったものの、過ごしやすい穏やかな天候が続いています。天候の良し悪しは、工程や安全の確保に大きな影響を与えます。そういう意味では、当社としても快適なスタートを切れたと思います。体調管理に気をつけ、各ポジションで積極的な業務の遂行をお願いします。
さて、一年の始まりとともに、多くの人が自分自身の今年の目標設定を行ったのではないかと思っています。また、目標設定していない人は、是非とも今年の目標設定を行っていただきたいと思います。それは、仕事上のことだけではなく、自分自身を高める上でも重要な事であります。
そういう意味で、「ビジネスマンのための「人物力」養成講座」(著者:小宮 一慶)を読んでみました。筆者の言う「人物力」のある人とは「長期にわたって尊敬される人」だそうです。マスコミや若者に支持されたり、憧れられたりするような人もいるでしょうが、それはそれで素晴らしい事ですが、それを長期間、それも死んだ後も伝えられる人は一握りしか存在しないと思われます。我々は、少しでもそんな「人物力」を持った人間になるために平素より努力するべきだと思います。
新しい年を迎え、自分自身の目標設定をするにあたり、皆さんに読んでもらいたく紹介します。

人物力8の要件

① 細かいことに気づき、心配りができる
「大胆」であるとともに「細心」である。大切な細かいことに気づき、心配りができる。
人情の機微がわかり、人の苦しみや悲しみがわかる。

② 前向きに考え行動する
評論家のような、言うだけの人ではなく、正しいことを行動できる。

③ 妥協しない
信念や基本的な考え方を曲げない。考え方に筋が通っている。信念を持っている。

④ 受け入れる
包容力がある。妥協してはいけないことは妥協しないが、度量が大きいので様々な意見や考え方を受け入れることができる。

⑤ 軽くはないが偉そうでもない
気さくで、誰とでも打ち解けることができる。偉そうにして威圧感は出さないが「重み」を感じさせる。

⑥ 決断力がある
信念があり、それを基準に物事を決める事ができる。素直さと謙虚さをもとに勉強をして正しい信念を持っている。

⑦ 動じない
何か異常なことが起こっても、あたふたと慌てない。ある程度の覚悟をしたうえでの「鈍感」も必要。

⑧ 怖いけれど優しい
信念があれば叱ることもできるし、言わないといけないことも言える。ただ、人間的な優しさやフォロー出来るかどうかが大切なことである。

本文中においては他の要件もありましたが、文章としてもかなり簡潔に、皆さんにわかりやすく抜粋して書いてみたつもりです。それぞれの立場で自分自身に何が足りないかを感じるだけでも良い事かと思います。頑張りましょう!

2012年1月25日
上田  信和

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