2014年4月(社内回覧書類より抜粋)
今年は天候にも恵まれたせいなのか、桜が大変きれいに咲いたような気がします。桜と言えば…新年度に入り、当社にも5名の新入社員を迎えることができました。社会人としての第一歩を建設業という業界、その中でも砺波工業㈱を選んでくれたこと、そして私たちと一緒に「社会のインフラ整備の充実」という世の中には無くてはならない業種を一緒に頑張ってくれる事、その覚悟に本当に感謝致します。会社に新しく若い活力が加わる嬉しさとともに、5人の覚悟に負けないように、そして社会人としてしっかりと育てる重責を考えると気が引き締まります。お互いに努力していくべきだと思います。頑張っていきましょう。
先日、お客様の竣工お披露目祝賀会がありました。建築させていただいた建物は地域の方に喜んでもらえる建物ということで、出席頂いた地域の方々の喜びと、お褒めの言葉をたくさん頂きました。これこそ地域で頑張る建設会社の至福の喜びです。お客様、頑張ってくれた社員、現場を仕上げてくれた協力会社の皆さん、感謝感謝です。
さて、先日より「逃げない めげない カイシャ道」という本に出会う事が出来ました。というか、とあるキッカケで著者の藤井大輔氏と会う事が出来たのです。私より5歳年下の方なのですが、会った当初からポテンシャルの高さに圧倒されました。プレゼンを聞いた訳なのですが、伝えたい事が素直に伝わる…自分自身、自分の思いを人に伝える事が如何に難しいかと感じている身としては大変感動を受けました。彼の経歴を聞き、ナルホドと感じるところもありましたが、何かこの閉塞感漂う現代社会で新しい何かを切り拓く事が出来るとすれば彼のような感性を持った人なのかもしれないと感じる事ができた時間でした。本の中から皆さんに是非、感じて欲しいところがありましたので抜粋します。
基本的には、人は壁を乗り越えるときに成長します。その成長の段階でストレスの高い状況に置かれます。一つは「人」にまつわるストレスです。例えば「自分の意見が相手に伝わらない」「相手がどんなことを考えているかわからない」「1人のときと、チームのときで意見が異なる人がいる」など、主にコミュニケーションのズレに起因するものが多いのです。コミュニケーションには正解がありません。自分の立場やビジネスモデルの違い、時代の変化などによっても変わっていくものです。そういう意味では失敗を繰り返す事でしか錬磨される事のないスキルとも言えます。
もう一つは「組織」にまつわるストレスです。例えば「自分のやりたいことがさせてもらえない」「階級や給与がなかなか上がらない」「チームや組織を引っ張っていくのが大変だ」などです。主に会社からの期待とのズレに起因するものが多いようです。
会社の業績や組織からの期待に応えるために、これまでの自分の知識・経験をフルに活用しながら、次々に難易度の高いチャレンジに向かっていく。その中で、辛くてしんどい思いも甘美な嬉しい瞬間も積み重ねながら、自分自身を成長させていく。そしてさらなるチャレンジに向かう。それが「カイシャ道」であり、仕事をするとは、その繰り返しの総体だということです。つまりは「個人の成長なくして、会社の成長への寄与はない」ということであり、逆に言うと、「個人の成長なくして、会社の成長はない」とも言えます。
会社でのストレスは、個人の成長機会でもあるので、逃げない・めげない そういうふうに前向きに捉えていただきたいと思います。
2014年4月25日
上田 信和