2017年11月(社内回覧書類より抜粋)

いよいよ北陸の冬が到来したなと感じる季節になってきました。

例年よりも早い寒波に準備が整っていない時期でもあり

対応が後手後手となっている事も多いかと思います。

 

体も同じで、季節の変わり目、特に急に寒くなると体調をおかしくします。

風邪をひきやすくなり、肩こりや筋肉の強張りが生じることもあるそうです。

各現場同様、体調も気温に合わせた準備をしていかなくてはと思います。

それぞれの対応をお願い致します。

 

先日、富山県立大学の環境・社会基盤工学科の3年生を対象に

「キャリア形成論」という授業の講師をする機会をいただきました。

対象学生は35名ほどで女性は2割程度です。

 

その時の写真と記事を当HPにアップしてあります。

リンクはこちらです↓ ↓ ↓

  https://www.tonamikogyo.co.jp/press/report/2017/11/14/4331

 

以前から何度か富山県立大学や高校、中学で講師をする機会をいただいていたのですが、

今回の授業はいつもと違い、90分の授業のうち、

半分以上が学生同士のグループディスカッションや

ワークショップ、質問等に当てられ、

大変楽しい時間を過ごすことができました。

 

授業の内容は、自己紹介、富山県の素晴らしさ、土木建設業の魅力、

土木建設業の大切さ、そして富山を支えている地域建設業の重要性を伝え、

それと共に土木建設業に入職して欲しいという思いを伝えたつもりです。

 

講師をする時はいつも大変緊張します。

大学生、高校生、中学生に関わらず、

純粋な目で真面目に授業を受けてくれる子が殆どだからです。

 

「間違っちゃいけない」とか、「こんな単語わかるかな?」とか

「興味持って聞いてくれているかな?」

というふうに色々考えながら話をするからです。

 

とはいえ、質問時間も多かったので、

純粋な質問とともに今の学生は何をどんなふうに考えているのかを

知ることができて有意義な時間を送る事ができました。

授業の後は心地よい疲労感と、多くの発見があったのは確かです。

 

後日、担当の教授から、その時の写真と、ワークショップの中で出ていた質問内容がメールで届きました。

その純粋な質問に驚きとともに、さらに新しい気付きを得る事ができました。

授業の時には時間により省略させられた質問も書いてあったからです。

 

特に、「経営者として、50年後の将来を考えていますか?」

という質問にはびっくりしました。

私は今年で50歳です。

私自身は、これから入社してくれた新入社員のみんなが退職するまでは社長を続けられませんが、

「先人たちから授かった会社を、彼等のために少しでも良くして渡したい」

と思いながら日々努力しているつもりでした。

しかし、さすがに50年後の会社の将来像までは考えていたかというと・・・・・

 

彼等は自分たちの50年後はどうなっているかと心配になっているのです。

自分たちが企業に入ってから退職まで、その時の将来像を企業が考えてくれているのか?

私自身、もっと真剣に将来のことについて、

会社のあり方について考えていかなくてはならないと強く感じました。

 

2017年11月24日

上 田  信 和

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