2018年9月(社内回覧書類より抜粋)
自然の脅威は本当に信じられない災害を生み出します。
連続して襲来した台風19号、20号、
関西地方を強烈な風と雨で襲った台風21号による災害、
翌日には北海道胆振東部地震が発生し、
それにより土砂崩れや地盤の液状化という災害まで発生しました。
それぞれの災害において不幸にも亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
被災された方々が少しでも早く普段の生活に戻ることが出来るように祈念したいと思います。
今回の北海道胆振東部地震では全道にまで影響を及ぼした停電も問題として残りました。
効率性だけを考えて配置された発電所建設だとは思いますが、
一つの火力発電所が北海道全体の半分の電力をカバーしており、
その発電所の停止が北海道全道の停電に繋がるとは全く理解できない状況でした。
そして、電気がなくなった中での現代社会の不便さを、
想定外の災害とはいえ、リスク管理上、あまりにも脆いライフラインに
テレビを見ながら呆然となりました。
原子力発電所が停止しているために電力量も限界に近い状態であったこと、
北海道という独立した島ということ等も要因としてあげられていましたが、
何事にも、余裕と、リスク管理と被害を最小限に抑えるための対策など…
多くの問題点が露わになった気がしました。
さて、秋の気配を感じるようになってきました。
読書の秋とも言いますが、寝苦しい夏が過ぎ去り、
やっと熟睡できる気候になってきたと感じています。
睡眠は人間にとって、非常に大切なことです。
しかしながら、多くの人が睡眠に対して不満を持っているのも確かなようで、
社会人の約67%は睡眠に対して不満を持っているそうです。
また、6時間以上の睡眠をとっている割合は、
社会人平均では45%となっているようです。
ちなみに、人間にとっての理想の睡眠時間は7時間であるとも言われています。
就寝前にはスマートフォンやパソコンなどのブルーライトを発する機器に接していると
寝つきが悪くなるとも言われていますが、
寝不足は思考力や判断力、感情の安定性も悪くします。
また、1日6時間以下の睡眠が2週間続くと脳の働きは、
2日間徹夜したことと同じダメージを受けるということも
科学的に立証されているようです。
週末とかに寝溜めをしている人も多いとは思いますが、
寝溜めは基本的には有効な手段ではないそうでうですし、
出来るだけ規則正しい睡眠時間や終身・起床の癖を付けることが
健康であり仕事の時の集中力も持続できる最も有効な手段であることは
間違いのないことのようです。
私自身も、できるだけ無理をしない生活に心がけているつもりです。
例えば、ベッドのマットレスや枕の硬さ、
はたまた、今では睡眠をサポートするアプリも多く開発されていますので、
私自身も結構勉強してみましたし、
睡眠サポートアプリのおかげで何時間ぐらい寝ているかとか、
眠りの深さ、起床のタイミングなど活用しています。
秋の夜長、読書や勉強・趣味に没頭することは
ストレス解消にも最適だとは思いますが、
一度睡眠についても真剣に考えることをお勧めします。
10月1日からは全国労働衛生週間も始まります。
「働き方改革」を叫ばれている昨今、
まずは個人の生活習慣をしっかりと個々人が考え、
その延長上において健康的な職場の創出を考える良い機会ではないでしょうか。
2018年9月25日
上 田 信 和