2018年12月(社内回覧書類より抜粋)

12月も終わりに入り、今年もあと数日となりました。

毎年でありますが、自分にとって

「今年はどんな年であったか」

と自己診断しなくてはならないと思っています。

 

精一杯やれたかどうか、

結果が出たかどうか、

成長はできたかどうか、

後悔は無いとは言えないまでも、

ある程度の及第点には到達しているのではとも思っています。

 

皆さんも、自分自身の一年を振り返り、

来年の目標や課題をこの年末年始に考えていただければと思います。

それが、自分自身の成長にもつながるでしょうし、

大切なことだと思います。

 

さて、先日、富山県知事から

『とやま健康経営企業大賞』を頂きました。

この賞は昨年から始まり、今年で2年目だそうです。

今年は6社が受賞されました。

健康経営とは

企業が従業員やその家族の健康増進に努めることで、

「経営面でも大きな成果が期待できる」と考えられ、

それを戦略的に、積極的に経営に取り入れて実践している企業経営のことです。

 

またその中で、個人の健康管理は個人に任せるのではなく、

企業活動の一環として取り組む時代になっているとも言われており、

富山県としてもその意味を理解しながら先駆的に実践している企業を

表彰する制度を作られたようです。

 

実際に、富山県の平均寿命は他県に比べて非常に悪く、

少しでもその汚名を返上する為にもという思いも入っているようで、

全国でも、富山県と東京都にしかない表彰制度とのことです。

 

表彰式の後に、

「やってみる!健康経営」との演題で山本雄士氏の基調講演がありました。

の基調講演がありました。※注

その講演の中で印象に残ったのは

「健康について企業が行う活動は”コスト”ではなくて「投資」であると思います」

との言葉でした。

健康診断を全社員に行ってもらうのは、

社員の皆さんが少しでも健康で元気に毎日の生活を送ってもらい、

業務を遂行してもらうことによって企業も元気に毎日の企業活動ができるのであり、

一人でも何らかの病気や怪我によって業務の遂行が出来なることは、

組織そのものの弱体化になるからです。

企業としても、組織の能力を最大限に発揮させていくにも社員の皆さん、

一人一人が健康にいていただかなくてはならないのです。

 

当然、そうすれば家族も幸福になるはずです。

また、データーによると健康志向の組織(企業)は労務管理や人事採用にも

大きなメリットを生じさせるとも言われており、

自分の勤務する会社に対する誇りは3倍になり、

仕事のやりがいは8倍になり、

一年以内の離職率は75%下がるという結果も出ているとのことです。

 

今年の4月から、40歳以上の全社員に3年をかけて人間ドックを

受けていただく予定になっていますし、

50歳以上の方々にはさらに人間ドックに加え脳ドックや肺ドックも

全額会社負担として受診していただく予定にもなっています。

こういう制度も皆さんのためでもあり、

企業のためでもあるのです。

 

富山労働局からも

「ベストプラクティス企業」としても選ばれました。

より、企業価値を高めながら、

皆さんと一緒に健康な毎日を送っていけるように頑張っていきたいと思いますので、

お互いに努力していきましょう。

 

2018年12月25日

上 田  信 和

 

※山本雄士氏:1974年札幌市生まれ、

 東京大学医学部卒業、都立病院などで循環器内科、救急医療などに従事、

 その後ハーバード大学卒業。

 現在、株式会社ミナケア代表取締役

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