2019年5月(社内回覧書類より抜粋)
爽やかな天候が続いています。
新しい元号「令和」が始まり、
新しい時代の到来とともに地元砺波市でも最も良い季節を迎えています。
今年の連休は10連休ということで、
砺波市で開催されたチューリップフェアーは天候も良かったおかげもあり、
32.4万人という過去最高の来場者数だったと聞いています。
皆さんの連休はどうだったでしょうか。
そして、連休早々ではありましたが、
新社屋のオープニングを終えることが出来ました。
また待望の新社屋での業務開始も目の前に迫っています。
引越し作業等の通常とは違った仕事が増え、
また慣れない場所での仕事の開始ということもあり、
当初はどうしても負担感を感じることになると思いますが、
慣れが一番だと思います。
前向きに捉えて良い使い方をみんなで創造していきましょう。
先日からの一般公開を行った結果を見てみても、
地元の皆様方からの期待は思ったよりも多く、
注目されているということが伝わってまいりました。
この新社屋を拠点に、新しい令和の時代を共に全員で頑張っていきましょう。
さて、ある会議でこんな話を聞きました。
アメリカの世論調査や人材コンサルティングを
手がける企業(ギャラップ社)が2017年の調査で、
日本は「熱意あふれる社員」の割合が6%しかおらず、
アメリカの32%と比べても大幅に低く、
調査した世界139カ国中132位であるという結果を示したそうです。
また、それ以上に問題なのは『不満をまき散らしている無気力な社員』
の割合が24%と高いということだそうです。
彼らは社員として価値が低いという事ではなく、
周りに悪影響を及ぼす可能性が高いという事です。
事故や製品の欠陥、顧客の喪失など会社にとって
何か問題が起きる場合の多くはそういう人が関与している場合が多いそうです。
皆さんは、このデータを見てどう思いますか?
「自分は違う、仕事に対して熱意がある」と胸を張って言えるでしょうか?
この問題の根源は上司にあるとされています。
それは「上司の指示を、口答えせずに確実に行えば成功する」
というのが従来の考え方でした。
しかし、近年のように変化が早い時には昔の成功体験や、
「考え方の枠組み」を変えなければいけない時期に来ているようで、
上司と部下が一緒になってどう結果を出すか、
部下をどうやって成長させていくかを考えることが上司の仕事であり、
そのためにも、部下の強みが何かを上司が理解することが必要であり、
これまでは弱みを改善することに集中するのが上司の仕事でしたが、
基本的には、得意でないことが強みに変わることはなく、
強みを伸ばす方向に上司は指導しなければいけないのであるということのようです。
ちなみに、アメリカで「考え方の枠組み」が変わったのは15年ほど前だそうで、
それまでは、どの業界も大手数社の寡占状態で安定していたのが、
自由化が進んで厳しい状況に追い込まれ、
各社が強みを伸ばすことに注力したことで、
アメリカでは『熱意あふれる社員』の割合が高まり生産性も上がったそうです。
強みを伸ばし熱意ある社員を増やせば業績向上につながるのは明らかです。
では、日本ではどうかというと、当初は日本のリーダーは
「考え方の枠組み」の変革に興味を示しませんでしたが、
今では、興味も高く、「考え方の枠組み」を変え、
生産性をいかに高めるかを意識し始めているそうです。
会社全体としても考えていかなくてはいけないなと思いました。
皆さんはどう感じましたか。