2020年11月(社内回覧書類より抜粋)
いよいよ冬が到来、そんな朝晩の冷え込みになって来ました。
同時に新型コロナウイルス 感染症の影響も第3波と言われる状況になって来ました。
今年の年末年始が、5月の連休の様に外出の自粛を
迫られるような状況にならなければ良いなと思っています。
いつも言っていることではありますが、
規則正しい行動して自分自身の免疫力を保つことと、
外出時のマスクの着用や手洗い・消毒など積極的に行うこと、
そして「3密」と言われる行動は出来るだけ行わないようする事等
を守っていただきたいと思います。
そのような中、アフターコロナ或いはウィズコロナという言葉が適切なのかどうかは分かりません。
コロナ禍の中でDX(デジタル・トランスフォーメーション、デジタルによる変革)が
ビジネスの中での大きなトレンドになると言われています。
新政権においてもデジタル庁の設置や、担当大臣の指名も行われました。
隣国、台湾では世界中がコロナウイルスの感染に戸惑っている間、
ウイルス の押さえ込みに成功した事でデジタル担当大臣のオードリー・タン氏の活躍も脚光を浴びました。
経済産業省では、このDXを
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、
業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
と定義しています。
難解な文章ではありますが、成功した代表的な企業をあげるとすると、
「マイクロソフト」「GMOメイクショップ」「NTTラーニングシステム」の3社が挙げられるそうです。
「マイクロソフト」は代表的なビジネスソフトのofficeをライセンス販売からoffice365という
クラウド上のサービスとして、別製品にし販売した事があげられます。
「GMOメイクショップ」はASP(Application Service Provider)サービスを本格化させた企業で、
ソフトウェアサービスをネットワーク経由で提供する事で、
ネットショッピングを始めたい企業向けのプログラムデータをネット上のクラウドにおき、
インターネット回線を通じてプログラムにアクセスしソフトを利用できるように
仕組みづくりを行った事があげられています。
「NTTラーニングシステムズ」は教育研修システムを扱う企業です。
社員教育から学校教育まで、それぞれの顧客に合わせた教育研修プログラムのデータを
社内で共有化・可視化することによって情報を正確にそして担当者がいなくてもデータを扱うことができ、
データ自体も数値化し、自社の営業プロセスを効率した事があげられているとのことです。
どの企業においても企業の最も重要なデータ自体や、営業上の顧客データをデジタル化し
それをクラウド上にあげ効率良く業務ができるように変化させていったように感じられます。
企業は(そのような手法を使う、使わないは別として)このような時代のトレンドを
しっかりと意識しながら業務を行っていくべきかと思います。
このような手法が建設業という特殊な業態に合うかどうかも問題ですが、
「導入するメリット」(業務の生産性の向上、市場の変化への速やかな対応、BCPの充実)と
「導入しないリスク」(情報の煩雑化、市場の変化に対応出来なくなる、データーの喪失、ブラックボックス化)を
比較検討していく必要があると思います。
いづれにしても、時代の流れが加速度的に速くなって来ている現在、企業内の効率化は当然のことながら、
社内における情報の伝達速度や正確さは今まで以上に重要さを増してくると思われます。
今後とも、このような社会情勢に中強いしながら、積極的に取り組んで行く必要性が生じることと思います。
皆さんと一緒にチャレンジしていきましょう。