2021年11月(社内回覧書類より抜粋)
秋から冬に入ろうとしています。
今年の冬はラニーニャ現象の影響とやらで、
例年よりも寒い冬になるとの長期の天気予報もあります。
前シーズンの冬の豪雪のことをどうしても思い出してしまいます。
予報が外れればとも思いますが、現業においても十分に配慮した
工程管理と安全管理に配慮をお願いしたいと思います。
コロナウイルスに関しては陽性者が急激に減ってきているのは
嬉しいことではありますが、まだまだ余談を許さない状況では有ると思いますし、
インフルエンザとの同時流行も心配されています。
年末年始も近くなってきました。
こちらの方も注意した行動をそれぞれ行っていただきたいと思います。
まずは、健康に留意した上で業務に取り組んでください。
さて、皆さんは日々の生活の中で、「仲間に上手く話が伝わらない」とか
「仲間に自分の考え方が理解してもらえない」といった経験をした事がありませんか?
そんな時は、どの様な表現をすれば相手が理解しやすいのか?
どうやったら共感してくれるかを徹底的に考えることが必要なのだそうです。
専門用語を出来るだけ使わずに、背景の事情をきちんと説明し、
そして、「この話、聞く人はわかってくれるだろうか?」
という意識を常に持ちながら話をするのも重要な事なのだそうです。
ついつい自分ではわかりやすく伝えているつもりでも、
知らないうちに、自分が言いたいことだけしか話ししていない事もあるそうで、
そうなると、聞いている側からすると良く理解できない事が多くなってくるのです。
自分自身も反省することがあると思いました。
自分では丁寧に説明はしているつもりでも
全く理解してもらえなかった経験を幾度もしているからです。
また、意識しすぎて、背景や状況を説明するために
長々と必要の無いことまで説明をして余計に相手を困惑させてしまった事も…
本当に他の人に説明する、理解してもらう事の難しさを感じたことは沢山あります。
あるコラムを読んで分かったのですが、一般的に話をする際には
「結論→根拠→具体例」の順に話す事が良いそうです。
例えば、「こういう商品を開発します」という結論をまず述べた後に、
「競合他社がやっていない」「お客様調査でニーズのある」などの
根拠を並べるというのが説明する時の基本の様です。
ただ、この話し方が常にベストという訳ではなく、
理解してもらいたい人達の多くが反対の場合は逆効果になるようで、
最初から「こんな商品を開発します」と結論を言ってしまうと反発ばかりが先行し、
それから後の話は聞いて貰えなくなります。
こういう場合は根拠から先に言う方が良い場合があります。
「今の状況はこうなっている」とか「売り上げを伸ばすためには改革が必要だ」
といった根拠を先に話をし、「反対の人はいるとは思うが新しい商品を作ろうと思う」
と言う結論を最後に話すことでより理解が得られる場合がある様です。
いずれにしろ、理解してもらう人が多ければ多いほど、
人それぞれに納得できる理由は一人一人違うと言うことを理解しないといけないのです。
一人一人の顔を思い浮かべながら、あの人ならこう思うだろう、
あの人はどう反応するだろうとかと思いを馳せながら話し方をイメージする事が大切な様で、
そうしないと中々理解してもらう事は困難な様です。
とは言え、全ての人のことを考えながら説明する事は非常に困難です。
そんな場合は「他の意見がある事はわかっている」と言うメッセージを
付け加える事も重要な事だそうです。
結論が必要な場合で1対Nのコミュニケーションでは
最大公約数の納得を得る道を選ぶ事が多いですが、
可能な限り、1対1の様な話し方を意識することも重要な様です。
そして最終的に最も重要なのは、理解してもらいたい人達との
コミュニケーションを常に測っている事であるのは間違いない様です。
チームとして、そして会社として…
コミュニケーションの重要性は常に重要視されているのだなと実感しました。