2022年4月(社内回覧書類より抜粋)

4月に入り新年度が始まりました。

先日から入社して頂いた新入社員の皆さんは、しばらくの間、

新潟の研修センターに行って研修を受けてもらっています。

先日から激励も兼ねて顔を見に行って来ました。

全員が元気に頑張っている様子が伺えました。

新しい仲間と一緒に仕事できる事は嬉しいかぎり、

安堵と同時に、私も勇気と元気をもらった気がします。

 

これからの季節は例年、比較的良い天気が続くと思います。

チューリップも咲いて来ました。

安全に気をつけて工程管理をしっかりしていただければと思います。

ゴールデンウィークももう少しです。元気に頑張っていきましょう。

 

さて、皆さんが人を選ぶ場合どうしていますか。

例えば、近所の会合で役員を選ぶ場合や、

子供の学校の役員を決めなければいけない場合など

いろんな場面があるのではないでしょうか。

また、仕事、近所付合い、友達との接し方など、

多くの場面で自分自身の知らないうちに評価し、

付き合い方や優先度を決めているとも思います。

それぞれ、いろんな物差しで人を評価し選んでいるのではないでしょうか。

 

人が人を選ぶ評価は基本的には「客観的に行う」事が重要なことかと思います。

しかしながら、自分の目や耳は自分の体や意思と同時に動いているため、

四六時中その人の様子を観察できることも出来ないので、

結局は自分が見える範囲の極一部しか見ずに評価していることになります。

その為、人の評価は間違いやすいものです。

私自身、社長に成り立ての際に、あるセミナーで

「人を見る目がない」との評価を受けたことがあります。

それ以来、出来るだけ人を注意深く、且つ客観的に見るようにしています。

これがなかなか難しい。

評価をする側も、評価される側も人ですから、馬が合うとか、好き嫌いは当然、

ビジネスに関しては考え方の相違等によっても人の評価は変わってきます。

多くのバイアスを認識したうえで、どう「客観的」を意識しながら

評価出来るかに掛かっていると思います。

 

ちなみに、多くの人の評価を得てトップマネジメントに上がった人材には共通点があるそうです。

それは「向上意欲が強い人」と「素直な人」だそうです。

「向上意欲が強い人」は、あんな仕事がしたい、あんな人になりたいという成長意欲があり、

それが行動として随所に出てくるからだそうです。

そういう人は当然、ポジティブ思考です。

組織にはネガティブな人、全てを否定から入る人もいますが、

そういう考えの人とも建設的に前向きな議論が出来るからだそうです。

ビジネス人生のスタート時点では、ポジティブな人とネガティブな人にはスキル差は無いでしょう。

しかし、それ以後のチャンスは「向上意欲が強い人」に多く与えられるようになると思います。

また、「素直な人」においてはどうでしょう。

すぐに言い訳をして自分の失敗を認めない人と、間違いがあったら直ちに非を認め、

反省するべきことは反省する人、教える側とすればどちらを「育てたい」と思える人でしょうか。

チャンスをたくさん与えられ、上司も「育ててあげたい」と思われる人が

ビジネスの中では多くのチャンスを活かす事が出来てくるのだと思います。

人生はいつまでたっても勉強です。

「客観的に人を観察する」事を大切にし、自分自身においても「向上意欲」を常に持ち、

「素直」な行動を行っていけば、より高いステージで、より頑張っていけるのではないでしょうか。

 

2022年4月25日

 

上 田  信 和

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