2022年10月(社内回覧書類より抜粋)

朝晩の冷え込みも例年よりも早く、夏から急に晩秋に入った感じがしています。

現場で頑張っている皆さんにおいては、天候次第ですが非常に仕事がはかどる時期なのかもしれません。

体調管理に気をつけて現場の工程管理、安全管理をお願いいたします。

先日、労働基準監督署の方の講演を聞いた際に、昨年は富山県管内で

10月、11月、12月の3ヶ月で1年間の約35%の事故がこの時期に集中したそうです。

理由はハッキリしませんが、年末で慌てた仕事が多かったのか、雪が降る前に工事を進めたかったのか…

それぞれが安全に注意をしながら現場運営をお願いいたします。

 

皆さんは、それぞれ、日々様々なストレスを感じていると思います。

それは仕事であったり、家庭のことであったりと大小問わずに沢山のストレスを

感じたまま毎日を過ごしていると思います。

ストレスの一つとして考えられる事が「決断疲れ」なのだそうです。

私たちは毎日、3万5千回の決断をしていると言われています。

そのことによって、「決断疲れ」が知らないうちに起こっていると言われています。

「今日は何を食べようか」「どんな服を着ようか」「何時に家を出ようか」等です。

それがストレスに繋がっているのです。

・人が1日に選択する単語の数は、無意識に取捨選択された1万6千語ある

(アリゾナ大学とテキサス大学の合同研究)

・食べるものや、場所など食事に関する事柄だけでも2,267回の決断をしている

(コーネル大学の教授らの調査)

・車を1マイル(1.7km)運転するにつき200の決断をしている

(米国労働安全衛生局の調査)

言語・食事・交通といった事柄だけでも1日で平均2万回以上の選択をしていると言われているのです。

体を動かすことや、会社での仕事や自宅での行動における決断を含めると3万5千回に及ぶという事です。

その決断により発生する「決断疲れ」が、人それぞれ持っているパフォーマンスを低下させていく。

身体を動かしていると疲労するのと同様に、決断を続けていると脳が疲労し、

徐々に決断の質やスピードが低下して行くという事です。

 

その「決断疲れ」を早急に回復させる為には糖分の補給が効果的だということが分かっています。

ただ、糖分であれば何でも良いわけではなく、炭水化物やスナック菓子、

ファーストフードといった食品は短時間で糖分に変化するため血糖値を急激に上昇させる。

血糖値の急激な変化があると、脳は糖分をうまくエネルギーに変化出来なくなってしまう。

効果的に糖分を補給するには、野菜・ナッツ類・生の果物・チーズ・魚・肉などの短時間で

糖分に変化しない「低血糖食」と呼ばれる食べ物が良いらしいです。

また、そもそも「決断疲れ」を発生させる原因を減らす事が重要なのかもしれません。

1、メールチェックは1日3回までにする。

2、行動を習慣化して決断力を節約する。

3、全ての選択肢を検討しない様にする。

等です。

皆さんも実践してみませんか。

私も毎日の生活を充実させるために、パフォーマンスを最大にする為に

少しずつ実践していこうかと思っています。

 

2022年10月25日

上 田  信 和

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