2022年12月(社内回覧書類より抜粋)

いよいよ冬が到来しました。

出来れば「大雪」や「豪雪」のような文字は見たくないと願うばかりです。

皆さんの生活はもちろん、朝夕の通勤から仕事まで…

特に現場で頑張っている皆さんにおいては辛い毎日になるかと思います。

体調管理をしっかりしながら業務をお願いいたします。

サッカーのワールドカップが先日までありましたが、今年の日本代表の活躍に再度、

感動と勇気をもらった人達は沢山いらっしゃると思います。

皆さんはどうだったでしょうか?「サッカー脳」という言葉を知っていますか?

サッカーの試合は瞬時の判断の積み重ねで出来ています。

ボールが来た時にトラップするか直接パスを出すかドリブルするか、

パスを出すとすれば相手が何処にいて誰に出すか、

見方が何処にいてどうパスをするか等を瞬時に決定させる脳と言うべきでしょうか…

当然そこには長年の練習時間の間に培われ習熟された能力と才能が必要なのは言うまでもありません。

瞬時に判断できたとしても、それを完全に実行できるスキルがなければならならないからです。

また、経験値も当然必要となる。経験値が上がるによって想像して対応する能力が増えるからです。

「サッカー脳」とは即ち、サッカーの試合展開の直感的に先を読む力とか、

時々のプレーの判断力とか、ボールを扱う技術力と考えられているのです。

 

「サッカー脳」のような感覚はビジネスにも必要とされています。

ビジネスにおいて「直感的に先を読む力」が有るか無いかは重要なことです。

瞬時に判断することは重要ですし、必要な時があるからです。

また、サッカーの一流選手が、ボールを自由自在に操作し、狙ったところにパス出来るのと同様に、

優れたビジネスパーソンも判断したらその様に身体が動きパフォーマンスを出さなくては意味が無いですし、

一流サッカー選手が基本動作の地道なトレーニングをするのと同様にビジネスの現場でも

アウトプットを的確に出来るよう常に鍛えていなくてはならないとも思います。

 

「サッカー脳」については必要な感覚だと思っていますし、

更に、自分自身が意識している事は、「鳥の目・虫の目・魚の目」を持つことです。

鳥の目は全体を俯瞰しながら見ることが出来る目であり、

虫の目は細かい所まで見ることが出来る目であり、

魚の目は潮の流れを読む目の事です。

テレビで解説者が言っていた事を思い出します。

「平面にいる選手が、あたかも上空から見ている様にパスを出す」と言うことを。

これはやはり、虫として(ピッチで)プレーしているのだが、

鳥の目(上空からの俯瞰した目)でゲームを見ていると言う事であろうし、

一流選手は、自分のチームに流れが来た時に自然とそれを感じて一気呵成に責めたり、

守ったりすることが出来ると言うことだと思います。

その様な面からも、今年のワールドカップサッカーは本当に楽しめた機会だったと思います。

 

2022年12月25日

上 田  信 和

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