2023年2月(社内回覧書類より抜粋)
2月も後半になってくると、少しずつ春の気配を感じる季節になってきましたが、
朝晩はまだまだ寒い日があります。
一日の気温の変化も大きい時期です。
現業にいる皆さんはもっと気温差を感じている事と思います。
体調に気を付けそれぞれのポジションで頑張って頂きたいと思います。
さて、日曜の夜はどう過ごしていますか。
私は、NHKで放送されている「どうする家康」を見ています。(録画の場合が多いのですが…)
何となく自分の想像していた「家康像」とは今のところ違っていますが、
これからどうなることやら…15代の長きにわたり天下を治めてきた徳川家、
その礎を築いた、徳川家康、その人柄を象徴する言葉はいくつかあると思います。
「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥(ホトトギス)」や「戦いでは強いものが勝つ。辛抱の強いものが。」
などに象徴されるように家康は忍耐強さを表していると思っていました。
そうであれば何故に天下を取ることが出来たのでしょう。
決して信長や秀吉が落ちぶれていくのを待っていただけではないと思います。
そこには、将来を見据え、虎視眈々と沢山の情報網を張り巡らせ、
より良い多くの決断が出来ることが出来たからだと思います。
NHKの「どうする家康」はまだ始まったばかりですから
どう描くかは分かりませんが期待してみていきたいと思っています。
決断するには何が必要かと聞かれたら、多くのリーダーは「正しい情報」と言うそうです。
また、あるリーダーは「正しい情報の収集と、臆病さと弱さである」と言っているそうです。
リーダーは強靭な意思決定力で決断しているように思われるが、
臆病で弱い所があるから細心の注意を払い情報を収集する。
そしてその結果が最良の決断を促す事になるのだと思います。
自分自身、企業におけるリーダーとして、多くのより良い決断をしていきたいと思っています。
そう言う面からもドラマの家康がどう決断していくのか楽しんで見ていきたいと思います。
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害はその身にいたる。
おのれを責めて人を責むるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
現代語訳 人の一生とは、重い荷物を背負って遠い道を行くようなもの、決して急いではいけない。
不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。
心に欲が生じたときには、苦しかった時を思い出すことである。
我慢することが無事に長く安らかでいられる基礎で、「怒り」は敵と思いなさい。
勝つ事ばかりを知って、負けを知らないことは危険である。
自分の行動について反省し、人の責任を攻めてはいけない。
足りないほうが、やりすぎてしまっているよりは優れている。
家康が残したと言われる有名な言葉です。
こうやって改めて読んでみると意味深い言葉です。
しっかりと肝に銘じて行動していくべきですし、
この言葉は人間の生き方を表しているとも思いました。
皆さんも是非読み込んでみてください。