2023年4月(社内回覧書類より抜粋)

となみ野にも春が訪れました。

日本の春と言えば「桜」ですが、となみ野の春と言えば「チューリップ」です。

桜の開花は例年よりもかなり早く各地で花見の便りが伝わってきました。

チューリップも同様で、毎年恒例のチューリップフェア―会場の

チューリップの開花も想定以上に進み、公園内では遮光ネット等を

用いて開花を遅らせる努力がされています。

サテライト会場(チューリップファーム)をプレイベント会場として

急遽使用しているとのニュースも流れました。

 

チューリップフェア―の入場者数は、2019年は32.5万人、

新型コロナウイルスの影響で2020年は中止されましたが、

2021年は、コロナ禍ではありましたが、屋外でのイベントとの事で

第70回記念フェアとして開催され、ブルーインパルスの展示飛行も行われ、

入場者数は14.8万人でした。

昨年の入場者数は28.2万人だったとの事、今年の入場者数は新型コロナウイルスの影響も少なくなり、

海外からの来園者も増えると期待され、コロナ禍前の30万人に届くのではと期待されています。

 

チューリップフェア―は、この砺波地域で一年の中で最も賑わうイベントです。

新型コロナウイルスの影響は別として、気候の事ですから何も言えないわけですが、

開花調整をしている方や、市役所の方々のご苦労を考えると

気候も例年通りであれば良いのにと思う限りです。

 

また、春と言えばイロイロと新しい事が始まる時期です。

弊社では、今年も新しい仲間と仕事を始める事ができました。

5月中旬までは新潟で研修中の為、顔を見ることは出来ませんが、

研修が明けた後には皆さんの現場に配属されることとなりますので宜しくお願いします。

 

新しいことが始まると期待とともに不安が出てくるものです。

新しい環境や生活、そして多くの学びが得られる機会であるのは間違いないのですが、

同時に不安を感じます。

何が不安にさせるかというと、何が起こるか予想できないと思うからです。

そしてその不安故にリスクを回避しようとするからです。

その行為自体は自然な事で、人が生きていく上では大切な事ではあります。

折角の新しい生活が始まるのであれば不安ばかり心配するよりも、

ワクワク感に変えて頑張っていく方が断然良いと思います。

新生活の不安をワクワクに変える方法、それは、不安そのものの中に飛び込むしかありません。

不安から逃げていても道は開かれないからです。

 

脳の情報処理のメカニズムにおいて、不安とワクワクは紙一重なのだそうです。

どちらも自分自身を取り囲む環境の中の不確実に対する脳の反応だからだそうで、

何が起こるか予想できないと思うと、不安になる。

不安になることでリスクを回避し、危険な目に遭わないように慎重になります。

そこに、ほんの少しの言葉の助けがあると世界の見え方が変わり、

行動というアウトプットが改善するらしいです。

実際、最新の人工知能は「プロンプト」と呼ばれる人間からの入力に

少しの「呪文」を加えることで、一気に回答が良くなることが知られています。

 

新生活で不安ばかりで逃げ出したくなったら

「今は不安ではなくてワクワクを感じるべきとき」

「これはリスクではなくてチャンスだ」というような「呪文」を

自分自身に投げかけてはどうかという事です。

新しい事が沢山始まる時期、自分なりの「呪文」を唱えて

良いルーティンを回してみるように努力してみるのは如何でしょうか。

2023年4月25日

上 田  信 和

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