2023年7月(社内回覧書類より抜粋)

日々暑い日が続いています。

長期予報では今年の夏は暑くなるという予想もありましたが、

その通りで7月に入って直ぐに夏が来たような気温です。

また、富山県内でも初めてではないかと思われる線状降水帯による豪雨と共に、

南砺市においても亡くなられた方がいらっしゃる程の集中豪雨に見舞われました。

今までは他人事のように感じていた人も多かったとは思いますが、

今回の集中豪雨を経験して自然の脅威を改めて感じたのではないかと思います。

 

建設業は構造物を作ることによって地域の守り手として、

自然災害から我々の住む地域を守るという使命を持っています。

私達はその使命を誇りに持って、私たちの生業(なりわい)として

実践していかなくてはならないと思います。

暑い毎日がしばらく続くことになりますが、

規則正しい生活を送り体調を整え業務に邁進して頂ければと思います。

 

また、私事ではありますが、7月10日(月)に東京にて建設事業に対して功労があったということで

「国土交通大臣表彰」を頂きました。

これも偏に皆さんのお陰だと思っています。

皆様方に感謝申し上げます。

 

さて、先日、橋本聖子参議院議員の講演を聞くことが出来ました。

橋本議員の講演は初めてであり、どのような話をされるかと興味深く聞くことが出来ました。

橋本議員は皆さんご存知の通り、オリンピックには夏冬合計で日本人の女子選手で

最多出場の7回という記録も持つトップアスリートであり、

オリンピックの度に感動を頂いたトップアスリートの1人です。

その傍ら、31歳から国会議員として活躍され、2019年に東京オリパラ大臣に就任、

2021年には東京オリパラ組織委員会の会長になり、コロナ禍という大変な時期に

東京オリパラ大会を成功させた立役者の一人であり、国会議員歴も29年間に達しています。

東京オリパラでは、彼女はトップアスリートだから出来る対策を数多くされました。

男女差別のない大会、アスリートファーストの大会、

コロナ対策では日本だから成功できたという対策も行われました。

スポーツ科学の観点からも講演され、これからの子供達の教育や少子化対策まで、

女性ならではの感性で今後すべき多くの問題点も大会を通じて感じられ、

今後の政治活動に生かしていくという思いを力強く語って頂きました。

 

講演の中で自分自身が最も感銘を受けた言葉は「勝ち方の質を上げる」というフレーズでした。

トップアスリートは多くのプレッシャーやストレスの中でのプレーを常に強いられています。

そのような中で、 “どうやって勝つか”ではなく“勝ち方の質”を上げて勝つ、

それは技術や体力はもちろんの事、勝つための戦略を立て、スポーツ科学を駆使し、

メンタル改造も行いながら必ず勝てる状況を作り上げる事だと自分なりに解釈しました。

これは仕事でも同じ事だと思います。

受注までの戦略、安全活動や利益の確保など、それぞれの項目の質をどうやって上げていくか、

そしてそれを継続していくかが企業にとっては最も重要なことです。

非常に意味深い言葉と感じたのは私だけではないような気がしています。

皆さんと共に「勝ち方の質」を上げて頑張っていきましょう。

 

2023年7月25日

上 田  信 和

戻る