2023年10月(社内回覧書類より抜粋)
いよいよ秋本番と思われる季節となってきました。
金木犀の良い香りが漂う季節でもあります。
私は、秋晴れの朝に金木犀の香りが漂うと朝から清々しい気持ちになり、
気力が漲(みなぎ)ります。過ごしやすい気候ではありますが、
雨などが降ると寒い日もあります。
日中の気温差の大きい日もあります、
体調に気をつけ業務に精進して頂ければと思います。
さて、先日から私の母校である砺波市立鷹栖小学校の150周年記念式典に参加しました。
式典は日曜の朝に開催されました。
早めに会場に入り、控室の図書館に通された時には
タイムマシンに乗って小学生になった気分になりワクワクする気持ちがしました。
式典会場の体育館に入り、式典が始まりました。
開会挨拶、来賓挨拶等が行われていた間、私は舞台を見ながら不思議な感じがしました。
左側には私も歌ってきた「校歌」の額が飾ってあります。
これは私たちの時もそうだったと思いましたが、右側に飾ってあった
「就正」と書かれた額を見てこんな額掛かっていたかな?
「就正」?なんて意味だろう?私が小学生の時あったかな?という感じがしました。
「就正」の意味は
「有道の人に就いて己の是非を正す。正しいことに就き従うこと。真理を探究し正義に就くこと」
という意味で「論語」の一説から用いられたそうです。
実際、母校は、明治6年に創建された当時「就正小学校」という名前だったそうです。
その後、今の小学校の名前に改名されました。
難しい言葉ですが、重みのある言葉だと感じました。
昔の人たちの知識には関心する部分が沢山あります。
小学校が出来る以前は「寺子屋」にて学ぶしか無かったと思いますし、
その後、小学校が出来ますが、当時の就学率は、28.1%であり、
特に女子においては5.1%だったそうです。
そのような中で、子どもたちは学びたいという一心で勉学に勤しんでいたのだと思います。
明治19年に義務教育化(小学校4年制)が始まり、
義務教育が6年制になったのは明治43年とのことです。
今の私たちは小学校、中学校の9年間の義務教育を当たり前のように感じていますが、
そうじゃない時期もあり、多くの時を超え多くの人たちが尽力して
今の制度になってきたのだと思うと、その事に感謝すべきかと思います。
学校は勉学に励む場所です。
その学校が存在する事に感謝しなければいけません。
今、学校でいろんなことが生じていると思います。
「いじめ」「不登校」「授業妨害」など問題は沢山あると思います。
学校の原点は勉学に勤しむ場所であり、集団生活に慣れる場所であると私は思います。
今、建設業協会では、地元の子供たちに建設業の必要性や楽しさを知ってもらうために、
砺波地域の高校に建設系の学科を作って欲しいと要望しています。
それは、この地域で、しっかりと建設業を学びたいという子供たちに
学ぶ場所を作ってあげなくてはと思うからです。
そしてこの地域を守るためにも建設業に就職して欲しいからです。