2023年11月(社内回覧書類より抜粋)
北陸特有の鉛色の空が続くようになってきました。
いわゆる冬が来たというところです。
今年の秋は本当に短かったような気がします。
天気予報でも秋が2ヶ月から2週間になったと言っていましたが、
まんざら冗談では無いような気がします。
現場で業務に当たっている皆さんには辛い時期になってきました。
体調管理と共に、いつ雪が降っても大丈夫なように準備をお願いいたします。
さて、私は仕事柄、人前で話す機会が多いのですが、
元々、人前で話す事は苦手です。
人前で話をするという事は、相手に自分の考え方や思いを
伝えるように話をしなくてはなりません。
一生懸命に説明しても、残念ながら意図が伝わらなかった事や、
何を言いたいのか分からない場合もあったと思います。
皆さんも他の人に説明する時にうまく伝わらなかった事を経験したことはあると思います。
では、そういう時にはどうすれば良いのか?
説明がうまくいかない人には以下の3項目の特徴があるようです。
- 何を、どの順番で説明するかを考えていない。
自分の考えた通りに話をしたり、その時頭に浮かんだ事をそのまま口にしたりする場合。
話が独りよがりになってしまう。
- 相手の理解度に合わせた説明ができていない。しようとしない。
やたらと専門用語を使うような「専門家」と呼ばれる人たちに多い。
専門用語を並び立て難解な説明を行う人。
- 自分の言いたいことがまとまっていない。わかっていない。
自分の言いたい事がわかっていない。
または、言いたい事はあるが情報が足りていない場合に多く、自分の頭の中を整理できていない。
更に、それらを克服し、しっかりと自分の意図や考えを話すには
以下のことについて考えながら話をすると良いと言われています。
・相手に伝えたい事は何か。
・その内容を伝える事は、相手にとってどんな意味があるか。
・難しすぎたり、優しすぎたりしないか
・その説明の順番で情報がしっかり届けられるか
これらを予め考える事によって「思考をまとめる」事にもなり、
しっかりと自分の考えをまとめ、相手のことを意識して、伝えたい内容を整理し、
自分の意図や考えが相手に伝わりやすくなると思います。
特に、人に説明して意図通りに実行してもらう場合は、何を目的に、どの様に伝えて、
その結果として相手にどのようにして欲しいのかをイメージし、
考えを整理しキッチリと説明する必要があります。
説明の目的を最初に伝えることも重要です。
現場にて指示する場合、若手の方々に説明する場合等これらの事を念頭に置き、
相手にどうして欲しいのかをイメージした上で指示や説明をして貰えれば良いのかと思います。