2024年3月(社内回覧書類より抜粋)

3月も後半に入り少しずつ春の気配がしてきました。

また、能登半島の震災から3ヶ月が経とうとしています。

現地では未だに復興とは程遠い状況です。

奇しくも、今年は東北の震災から13年という年でもあります。

メディア報道では、東北では13年目にして「やっと」復興した状況が見えるようになって来ているようです。

しかしながら、被災地は決して元通りにはならないのも現実です。

人口減少、住居や働く環境の変化に対応しながら、なんとか生活しているというのが現状のような気がしています。

果たして、能登はどうなるのでしょうか。

私たちは、これからも、同じ北陸の人間として能登の人たちに心を寄せながら

日々の生活を送っていかなくてはならないと思います。

 

さて、4月に入ると新しい仲間が入る季節です。

新しい仲間が入って来てくれることを嬉しく感じながら新年度を迎えたいと思います。

同時に新しい体制を構築するための辞令交付をさせて頂きます。

業務内容が変わる人や新しいポジションに就く人は、責任感や行動力を持ち、

それぞれの持場や立場で精一杯頑張って頂きたいと思います。

 

経営コンサルタントの「山口周」氏は、「本当に夢中になっている人と、義務感でやっている人が戦うと、

夢中になっている人に必ず負ける」と述べています。

誰もが真摯に仕事に対してモチベーションを上げて取組むようにして頂ければと思います。

また、『誰もが人を動かせる!』の著者「森岡毅」氏は、

『この混沌とした世の中で、「この先どうなるのだろう?」と今まで以上に不安に駆られている人が

たくさんいると思いますが、本当の未来は、定まった〝運命″のようなものではなく、

先を見通して受け身で我慢するようなものでもなく、「自分が何を欲するのか?」という主役感で創っていくものだ』

と述べていますし、「自分の意志と選択次第で未来は如何様にも変わる」とも言っています。

 

仕事をするうえで、現場を運営する時はもちろん、会議をまとめていく時、

数人で食事に行く時や家族で物事を決める時でさえ必ずリーダーがいます。

リーダーとなる人は、知らないうちにリーダーシップを発揮します。

そうしないと結果的にはグループ全体が不幸になったり、意図しない方向に行ったりするからです。

人によっては、「特別な人しかリーダーになれない」と思い込んでいる人がいるかもしれません。

理想の「リーダー」は、子供の頃から伝記や教科書に出ている偉人や歴史に名を残した人を

目にしたり聞いたりしながら〝学習″して来た「リーダー像」であり、身近な人間に思えなかったりするからです。

では現実はどうでしょう。

そんな雲の上の特殊な環境下はほぼ無く、上述したように実は身近なところに

リーダーシップが必要なシーンが数多くあるのです。

 

場面や状況が変われば、リーダーシップを発揮する人も変わるだろうし、

そうなれば誰もが必要となる能力である事も理解できると思います。

僕が好きな「さだまさし」の「主人公」という歌の最後のフレーズに

「…私の人生の中で私が主人公だと…」という所があります。

誰しも自分という物語の中では自分が主人公なのだ!と歌っています。

また好きな言葉に「立場が人を変える」という言葉もあります。

新しいポジションや役割を持つ人を含め全員が考えて頂きたいと思います。

 

2024年3月25日

上 田  信 和

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