2024年4月(社内回覧書類より抜粋)
ゴールデンウィークが近づき、砺波野にもチューリプフェアーの季節が訪れました。
個人的には、この地域にとって最も良い季節だと感じています。
気候も穏やかですし、木々の緑も鮮やかになり、チューリップ畑には赤や黄色の絨毯と全国には無い景色が身近に感じるからです。
精一杯、この季節と連休を過ごし、休み明けの活力にしていければと思っています。
さて、毎日、どこかで“AI” “IT” “DX”などの言葉に触れていることかと思っています。
そんな折、こんな文章を読みました。
「これまでのITやDXでは、デジタルネイティブ(インターネットやデジタル機器がある環境で生まれ育った人)の
若手社員が中高年を追い越していく現実がありました。
しかしAIは誰にも使いこなせ、あらゆる人たちの能力を底上げして平均化します。
若い部下よりもITを苦手としていた凡庸な上司の方が、成長スピードが速いかもしれないのです。
またこれまでは、能力がある人が昇進して上司になるのが当たり前でした。
しかし、2020年代後半、社内に大量に登場し、私たちの未来を奪うラスボスとなるのは、
生成AIをパワードスーツとして身につけた「AIクソ上司」です。
というふうに…「これからはAI使わなきゃだめかな」と感じている人がいれば「これからはAIを使うのが当たり前になる」へと
考え方を変えていくべきだということと、どんな人でも一定レベルの仕事が出来るようになり、
AIの使い方が上手いだけの上司が出世していく時代になるかもしれないという事です。
また、このような文章もありました。
将来を見据えたとき、私たちが持つべきは、課題を解決する力ではなく、課題を「発見」する力。
つまり、「なぜ?」と疑問を持つ力です。
テクノロジーが解決策を提供できる時代においては、まだ誰も気づいていない問題点を見つける「課題発見力」がより価値を持つのです。
なぜなら、AIは与えられた課題は解決しますが、人の生活を便利にするために、課題を自ら見つけようとは考えないからです。
AIを使って社内業務の効率化や顧客サービスの向上、マーケティングの高度化などに取り組んでいる企業は既に多くなってきていると思います。
社内AI人材の育成に育成支援や社内勉強会に積極的な企業も増えてきていると思います。
行政においても同様、あるいはそれ以上の事が起こっていると感じます。
先日、新しい市庁舎に求める機能や役割についてのアンケート調査の結果について話し合う機会がありました。
話合いの中で、年齢によって結果がハッキリ違っているとの事でした。
若年層ほど「市庁舎には最低限の機能以外は必要ない」と思っていますし、高齢者になればなるほど
「市庁舎は、より多くの機能(憩いの場、ATM、コンビニ等)を要求する」という結果が出たそうです。
また、若年層は「借金は後世に残して欲しくない」という意見ですし、
高齢者は「折角の市庁舎だから、お金をかけてもより良いものに」という意見が多かったそうです。
スマートフォンが普通になっている人達にとっては市庁舎に行く機会がないし必要も無い。
我々世代にとっては、市役所に人は集まり、銀行のATMやコンビニも有った方が良いと考えるものだが、若い人達には必要ないのです。
世の中はどんどん変化しています。
こんな課題や問題はAIでは解決できないでしょうし、課題発見の能力も無いのだろうとも思いました。
人として、より人間らしい生き方をどう求めていくべきかと感じました。