2025年4月(社内回覧書類より抜粋)
いよいよ春らしい季節になってきました。
この時期はとなみ野でも最も良い季節だと思っています。
柔らかな日差しのもと、チューリップフェアが行われ、
今年も県内外・そして国外からも多くの観光客の方々に喜んでもらえるかと思うとワクワクしてきます。
仕事においても気持ち良く出来る季節だと思います。
仕事をしているとストレスやプレッシャーも掛かると思いますが、
快晴の青空のもと現場に出るとストレスも忘れてしまう気がしませんか。
ストレスは心身に悪影響を及ぼします。
連休も控えていますし、適度にリフレッシュしながら業務に励んでいただければと思います。
さて、先日「メジャーリーグに学ぶ経営学」という演題で講演を聴く機会がありました。
講演者は「タック川本」氏で、早稲田大学を卒業後、主としてアメリカで経営コンサルタントをしており、
1999年に、ロサンゼルス・エンゼルスの一員として移籍、2002年には球団創立42年目にして
初めてワールドチャンピオンになった時に球団に貢献したという実績がある方でした。
彼の講演の中で、メジャーリーガーは「人間力」が大切だと話していました。
彼らは、「ベースボールに必要なものは、ボールやバット…でも、最も大切なのは人間だよ」と話すそうです。
当然、野球は9人いなければチームとして成り立ちません。
しかし9人は野球が出来れば誰でも良いという訳ではなく、誰か一人でも人間性に問題があり、
十分な信頼関係が築けなかった場合は野球の本質であるチームプレーができなくなります。
彼らの言う「人間力」とは「コミュニケーション能力」の事だそうで、
相手への気配りや雰囲気づくりが大切なのだそうです。
そこで気配り、雰囲気づくりのポイントはと言うと6つあるそうで
- 相手の話に耳を傾ける
- 相手を心から誉める
- 相手のためにできる事はどんどんする
- 相手に見返りは求めない
- 感謝の気持ちを忘れない
- 笑顔を絶やさない
との事です。
そして、さらに上の「一流」と呼ばれる為には
❶ 拒否されてもひるまない
技術も才能も同程度のメジャーの集団から昇格するためには強い意志と競争心が必要
❷ 高い理想・理念・夢を持つ
人として誇れるような、確固とした高い目標を持っている
❸ 自分が思った以上の心遣いができる
他人に対しての思いやり、心使いといったことが出来る。いわゆる「人柄」がいい人
❹ 自己満足をしない
「ここまでしたから、これでいいや…」という様な自己満足はしない。
❺ 収入の何割かを社会のために使える
必ず誰かに支えられていると意識し、その感謝の意を社会の為に収入の一部を提供する。
との事の様です。
皆さんはどうですか?自分に置き換えてみていただければと思います。
そして、講演の最後には、アメリカの元大統領のジョン・F・ケネディの言葉を紹介されました。
「物をなくせば小さいものを失います。信用をなくせば大きな物を失います。しかし、勇気を失えば全てを失います」
これは、大事な物や、お金の様な物質的なものは、失っても取り戻すことが出来ます。
しかし、人間の内面的な部分は一度失ってしまえば取り戻すのが困難だと言うことを述べている言葉です。
皆さんも、悩んだ時や、自信がなくなった時、失敗した時にはこの言葉を思い出して、
勇気を持って頑張っていく様努力していきましょう。